时は、徳川家康が関ヶ原の合戦で胜利した顷。上杉家は会津120万石から出羽米沢30万石に大减封されることになった。组外众の多くは将来に见切りをつけ、米沢を去っていく。そんな中、前田庆次はこの地にとどまり続け、困难に立ち向かう人々と生きる道を选ぶ。60歳を超える庆次は米沢の地の粗末な庵(いおり)に细々と暮らし、「潮时」を考えていた。
一方で息子の新九郎は、风流三昧で、酒好きのオヤジ、さっぱり世に名高い猛将らしくない庆次に反発を覚える。だが、ここぞという时で「かぶく」庆次。引退を考えながらも、上杉家を守るためなら命を投げ出すことも厌(いと)わない。次第に新九郎は本当に人间を知っている者のみが持つ度量の大きさ、彼の生きざまに魅せられていく…。